営業が来た場合

店舗を持ってお店を運営していると色々な営業が来ますよね。
株や先物取引だったり、新聞や飲食用機材、看板などなど・・・。
むこうも仕事ですから結構粘るので、嫌な思いをする事もあるでしょう。
それが積み重なって、結局みんなどんな営業が来ても愛想なく対応してしまうし、 中には営業と見ただけで門前払いする人もいるようです。

そういう営業が来た場合、必要であれば話を聞けばいいですし、 必要でないなら、必要が無い旨を伝えお引取り願えばよいのですが、 自分の店にとって必要、もしくは将来必要になるかも知れない職種の営業には愛想良く、話を聞いておく方がいいです。
特に宣伝広告関係です。
例えば、フリーペーパーで枠が埋まらなかった時に格安で声をかけてもらったりなどがあるからです。
他にもフリー情報誌では通常は広告枠を設け掲載店から料金を取り運営費としているのですが、 お店の紹介などで1ページや2ページ使ってインタビューやお店の紹介をしているような場合、 いくつかのパターンがあり、ひとつは1ページ広告として料金がかかるものと、 もうひとつは情報誌のコンテンツ充実のためで、それ自体に費用はかからない場合があります。
ここで紹介するお店の選定になるわけですが、 読者の興味を引くお店を選ぶという理由が大前提ではあるのですが、 営業の印象が大きく左右されます。
簡単に言えば、営業に嫌われた店はそういったサービスの時に声をかけてもらえない、と言う事です。
営業の仕事をしてる人も人間ですからね。
印象の悪いお店にサービスする気にはならないでしょう。
そういった情報誌は結構な効果があるので、 それが無料で紹介してもらえるという話で断る人はおよそいません。
よそのお店は紹介されてるのに、うちは紹介された事がないという事であれば、それはあなた自身やお店に問題があるかもしれません。

ついでなので、メディアの営業にも少し触れておきます。
有名な雑誌や情報誌、テレビなどでお店が紹介される事がありますよね。
それを読んだ人やテレビで見た人などの印象は良く、 ○○で紹介されてたから良いんだろう、と勝手に思ってくれます。
実はこれも上のフリー情報誌で上げたパターンと同じようなもので、 料金がかかるものと、そうでないものがあります。
「テレビでお店が紹介された」などと言うと、 評判の良い店だからテレビ側が紹介させて下さいと言ってくるようなイメージがありますが、 実は単に営業で、「何分の映像で、料金はいくら」と決まっていたりします。
ただこれはCMなどのように広告を流すだけではなく、 テレビ側にとっては番組内容を埋める為に必要な情報である為、 CMと比べると圧倒的に安くなっています。

そうは言ってもフリーペーパーの広告枠などと違って料金は安くはないのですが、 やはりテレビだけあって反響はものすごいそうです。
知人が出演した番組で商品を紹介してもらったのですが、 未だかつてないほどの問い合わせなどがあったそうです。
商品小売で周辺地域の人向けのお店ではあるのですが、 通販もしているため、比較的遠いところからの問い合わせや注文もあったそうです。

そして料金がかからない場合もあり、最も良いパターンは報酬が貰える場合です。
お店側が協力するようなケースの場合、報酬が貰える事が多いようです。
分かりやすい例で言えば、研究所や動物園、水族館などです。
番組としてはそこに協力して貰わないと成り立たない場合、 断られてはいけないので報酬を支払う事で折り合いを付けるわけです。
こういったケースは極一般的な店舗の場合あまりありません。